いや……わたしけっこうとびとびに読んでるから……最終話は単行本化を待って読もうかと……思ってて……でもさっき我慢できなくなって……西友に行って……売れ残りのジャンプを……わたしは……
いやもう愛じゃないですかとしか言えないじゃないですか………完璧に愛の物語完成してしまった。恋愛とか家族愛とか同胞愛とかぜんぶ詰まってしまってる欲張りセットじゃないですか。
もうね9巻のアキくんのやつものすごいためてためてためてきっついのを放ってきたなと思ったんですよ。天使の悪魔がアキくんのことをすこし大切に思うようになったりとか、悪魔を憎んでいたアキくんがデンジくんとパワーちゃんが傷ついて苦しむことを慮って念願だった銃の悪魔の任務を辞退しようとしたりとか。そのうえでアレだったじゃないですか。アキくんのアレ。もうアレとしか言えない。さらに、アキくんが最後に「雪合戦じゃなくてキャッチボールがしたかった」っていうのものすごくキツイですよ。争って勝ち負けを決めるんじゃなくて、コミュニケーションをしたかったってそういうことじゃないですか。アキくんが暴れまわっていたときよりもあの場面がいちばんキッツいやつでしたね。いや、アキくんが暴れまわったすえに、ふとあの結論にたどり着くというのがいちばんの地獄表現なのかもしれない。
そしてマキマさんをそれでも愛すデンジくんの愛ヤバいなっていう。あれはきっと最初に抱きしめてくれたのがマキマだからなのかなあ。いや途中読んでないところもあるんでほんとうに何も語るべきではないんだけど語らないともうぐるぐるして眠れないから語りますけど……ポチタもマキマ(支配の悪魔)も対等な愛を求めていたっていうのがさあ……そしてデンジも愛を求めていたんだよな。愛を得ることと女体を得ることが最初ごっちゃになっていて、だから胸を揉みたいとかいう方向に行ってしまったけど、デンジくんもまた愛を求めていたんだ。デンジくんの愛、アキくんやパワーちゃんや、マキマさんのせいで失われてしまった命にも注がれているのに、マキマさんも愛しているんだよな。愛ってなんて偉大で残酷なんだろう! なんで人間の愛ってこんなにも尊くてどうしようもないほど救いがたいの!?
個人的に言うと作者の倫理観がめっちゃ安心できる漫画だったなあ。ラッキーすけべとかそういうのなかったじゃないですか。エッチなことは相手のことを知らなきゃだめだよとかそういうやつ。とりあえず女の体をさわったり愛でたりできればオッケーって感じじゃないのむちゃくちゃ安心感がある。あと男の体も女の体もひとしくリアルに描いているところ、すごく安心する。
そしてさ、そしてだよ、公安編終了って何!? 第一部完ってどういうこと!? またチェンソーマン見られるの!? わかんねえよ! もうね、最終巻の最後のページに「デンジは三日で退学になった」とか描かれるだけっていうことでも驚かないし怒らないけど、わたしはほんとうにチェンソーマンの続き期待してしまう。
あとアニメ。アニメな。アニメな~~~~。わたし、アニメ化には不信感があるので、あんまり楽しみにしていない。観ない可能性すらある。でもいいアニメ化の場合もあるから……あるよね!?
とりあえず11巻発売までがんばって生きます。