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萌え話:SIRENの双子

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萌え話:SIRENの双子

なんかふとpixivのほうでゲームに登場する人物がほぼほぼ出てこないというクレイジーな小説「天の神様のいうとおり」のブクマをじわ……じわ……と伸ばしてもらっていてありがてえなあという気持ちになると同時にSIRENでは双子で書きたい話いっぱい思いついたのにほとんど書き上げられてねえなあという気持ちがこみ上げました。
 あとあまり関係ないけどこのサイトで月に何回かそっと拍手ボタンを押してくれる紫のバラの人、ありがとうございます。いう機会がなかったのでここでいう。ありがてえなあと思いながら拍手解析場面の拍手があった日だよバーが月日に押し流されていくのを見ている。ありがてえなあ!

 で萌え話なのでSIRENの双子についていろいろ語りたいんだけど、SIRENの双子を語ろうとするといつも宮田の話になってしまうんだよな。宮田が強烈すぎるんだよ。わたしはどちらかというと牧野のほうが好きで、宮田については恩田姉妹に対する仕打ちを考えてしまうとちょっと厳しい気持ちになってしまうところもあるんだけど、どうしても宮田の話をしてしまう。逆に好きなのか?

 どうして牧野のほうが好きなのかというと、牧野が宗教的な背景を持つというところが大きい。本人の性格とかじゃないんかいという感じだけども、わたしは宗教が好きなので、そのなかで悩んだり苦しんだりするひとめちゃくちゃ好きなんですね。ジョジョ6部のプッチ神父とかハチャメチャに好きですからね。牧野自身はさほど神(SIRENでいうなら神王)を信じているように見えないところもいい。かつ、養父である怜治はものすごく敬虔な聖職者であるわけで、たぶん牧野は養父たちのまえではおなじく敬虔な聖職者として神を信じているように演じなければならなかっただろうこともまたイイんですね。神は実在するかということに現実では答えはないわけだけど、SIREN世界では答えがあるんですよ。人知を越えた異形はたしかに存在し、ひとびとはそれらを神と呼んでいるが、それらはひとびとが望むようには救いをもたらさないということ。それを目の当たりにすることになる牧野、めちゃくちゃあわれでかわいそう。
 そして中学生のころの牧野が養父の自死を目撃したであろうこと、養父の葬儀を執り行ったことなども萌えるんだね。いや萌えるところじゃないだろ。不謹慎だろ。まあそれは置いといて、これからわかるのは牧野の人生に希望なんかなかったってこと。宮田にはあった。宮田は選べば村の外に出ていくこともできたし、そこで生きることもできた。求導師におれがなることさえできていればという、ゆがんだかたちではあるけれども、希望があった。牧野にはなにひとつないんだね。牧野はなにも選ぶことはできなかったし、選択肢すらなかったし、ただひたすらに一本道を歩くことしかできなかったわけです。もしもこうであればという希望さえ牧野にはなかった。宮田も壊れた家庭で過ごしたことで、ただしく選択する力を奪われていたと思うので単純に選択肢があった宮田はどうこうといえるわけではないけれども。牧野のそういう「どうしようもなさ」、めちゃくちゃ萌えてしまう。

 そしてね、牧野と宮田の関係はもう非常に萌えですね。どうしようもないから。理沙ちゃんステージで双子の会話を聞けるけど、あれ以上にふたりの関係をあらわすものはないと思う。現状認識のイベント会話でも、その後くりかえす汎用会話でも、宮田はひたすら牧野に配慮してるのに、牧野は自分のことで手いっぱいなんだよ。牧野は宮田を謝らせたときにまったくフォローしないけど、宮田は牧野を謝らせたとき(理沙ちゃんが美奈に襲われたとき)に「仕方ないですよ」といちおうフォローする。顔色が悪いから横になるように言うし、知子ちゃんのことを気にしているふうだったら「もう家に帰りついているかも」と言うんだけど、牧野は宮田の話をまったく聞かずに「やっぱり探しに行く」と言い出す。宮田に助けてくれとも言わないしついてきてくれとも言わない、そもそも眼中にないんだね。どうしようもない。どうあがいても絶望。そして最高。
 汎用繰り返し会話はかならず宮田から口開いてるのも萌えるんですね。何でもない会話しようとしてる……みたいな感じで。宮田が恐る恐るコミュニケーションをとろうとするのに牧野はその手をすべて叩き落す! 「すごい雨だァ……」の会話なんかひどい、「雨、やみませんね」って話しかけたのに返事しないから「すごい雨だァ……」と独り言ふうに方向転換しつつ「土砂崩れが怖いな」と続けて返事を期待してしまう宮田の心理が読めて無限に哀しいし、それでやっと牧野が返事したと思ったら美奈を埋めた蛇の首の話をしだすのでもう宮田は完全に沈黙。すき。ツイッターとかでも何度でも繰り返しているんだけど好きなので何度でもいう。

 このまま12月を終えてしまうと2020年になにも書き上げなかった女として終わってしまうんだけどまあそれもいいかな……と思っているのでほんとうにダメ。

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