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ゴカム:あったよ! 公式ファンブックが!

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ゴカム:あったよ! 公式ファンブックが!

でかした!
 というわけでネタバレなのでたたむ。ついでに単行本未収録分の話もするので注意してくれよな。ざっと読んだだけの感想を思いつくままつらつら書く。
月島が過去を捨てた忠義の兵ってなってるんだけど誤植では? 良心もあわなかったけど、ツキシマにつく二つ名って違和感あるのが多いな。最近の話もあわせて考えるとわたしとしてはツキシマってチョロQみてえなやつだなってイメージですね。芯がない人間だなあというか。なにがしてえのかよくわからん。鯉登はまだわかるんだよ。彼なりによき軍人であろう、よき将たろうとしているのだろうなと思う。ツキシマはまるでわからん。野田先生がツキシマをかっこいいとたびたび称するけれども理解できん。まあわたしは男が言う男のカッコよさにダセエという感想を抱きがちな人間なのでしかたないのかもしれん。
 ファンブック読んでしょっぱなからここまでキャラクターディスる読者いる?
 月島の設定でおもしろかったのは好きなものに白米がくわわっていたことですね。あ~好きそう……ってなった。日本の歴史をみればわかるんだけど、ふつうの日本人が白米をふつうに食べられるようになったのってめちゃめちゃ最近なんだよね。日本人はずっとコメを食いたいと願いながらコメを食うことがかなわなかった、米食悲願民族なんですよ。ゴカムでもニシン屋敷のところでアシㇼパが白米に強く反応する場面がありますね。白米は貴重品だったし、強いあこがれの対象だった。ツキシマの家庭は極貧のようだし、たぶんツキシマは入営するまでまともに白米を食ったことはなかったでしょう。好きになるのも無理はない。ただ、この白米を好む兵士というのが曲者で、脚気の蔓延につながったりもするんだよな。脚気の蔓延にはいろいろ理由があるけれども、日本人が白米、すなわち精白されたコメを異様に欲したというのもあげられるんじゃないかな。森林太郎とか栄養学軽視とかも大いに関係しているけれどもね。コメに関しては非常に思い入れが深いので、ツキシマにコメ好き設定が追加されたのほんとうにおもしろいというかいわゆるふつうの日本兵だなという感じでよかった。あとツキシマおまえわたしと誕生日一緒だな。
 めちゃ小さいのに鯉登よりも鶴見よりも重いのやばくない? 鯉登はまだ若いので細さの残る青年なのかもしれんけれども。

 そしてしいたけ。宇佐美も嫌いなんだよね。谷垣とヒャクノスケヤマネコが嫌いということで、鶴見小隊のなかでなにかしいたけに関する事件があったのか? と思ってしまう。どっかの農家から異様な量のしいたけを差し入れられたり、屯田してるときにしいたけ栽培にも手を出すことになって異常繁殖したりとかいうことがあって、一時期飯がしいたけ三昧になってしまったとかそういうことが。まあしいたけはわりと嫌いな食べものとしてメジャーだけれども、おなじ隊で出身地は異なる三人がそろってしいたけ嫌いというのがすごく気になる。しいたけ……わたしはマイタケが好き。

 ヒャクノスケヤマネコの件。ヒャクノスケヤマネコの情報けっこう多かった気がする。トメは母親の名前だったんだな。女の名前ということでとっさに出てきたのかもしれないけれども、「愛されている女」というキーワードで「そうあってほしかった」という願望が杉元の好きな女の名前としてアシㇼパに提示するというかたちであらわれたのかもしれん。ヒャクノスケヤマネコと母親と父親の関係はなんとなく「ネクロの花嫁」のイメージだなあ。いや、歌詞のぼんやりしたイメージだけで、恋をした男女は父母で最後あたりで「見捨てた女じゃないか」と叫ぶのがヒャクノスケヤマネコにすり替わる感じ。わたしにしかわからないな。
 おばあちゃん子の自称は「ごはんをくれるひと」である祖母に比較的なついていたからということだけど、これが祖母がそれなりに愛情をもって孫に接していたが、ヒャクノスケヤマネコはそれを受け取るだけの器をつくることができなかったということなのか、軒下にいる野良猫に死なれたら困るから餌はやるというだけの関係だったのかよくわからんですね。祖父のほうは銃を教えたとあり、ヒャクノスケヤマネコの現在を考えると飯よりも銃の技術をさずけた祖父のほうを慕いそうなものだけど、やっぱりここにもなにかこじれがあったのかな。そして祖父母は最後にヒャクノスケヤマネコによって殺され埋められた……と考えるのが妥当? 食べかけの飯があったということなのでまた猫いらずかしら。葬式に来てほしいひともいないしもう子供ではないから自分で埋葬したのかね。ヒャクノスケヤマネコの肉親絶対殺すムーブ何? ぺんぺん草ものこらねえじゃん。
 勇作さんについては質問箱のぼっとん便所に片足突っ込んでヒャクノスケヤマネコに服を借りたというのがオモロ。ヒャクノスケヤマネコがすすんで貸したのか、勇作さんが助けを求めたのか。どっちにしろヒャクノスケヤマネコが偶然そばを通りかかったとかなのかな。将校である勇作さんがヒャクノスケヤマネコと居合わせるような場所にいるとしたらおそらく兵舎だろうと思うので、片足ぼっとん事件はおそらく白昼のできごとだろうね。飯時が近くなかったことを祈るね。むだだけど。あとヒャクノスケヤマネコから勇作さんに出てる矢印の「……」がツキシマがいご草ちゃんに伸ばしてる矢印と同じなのでやっぱり好きなんだなと思いました(勘違い)。
 描きおろし漫画の増えるヒャクノスケヤマネコ、そのままミニサイズになってるのでとてもキモイ。あれをみてホッコシできる杉元あたまがどうかしていると思う。ポンポンして気持ちよくさせようとすな。脳に銃弾ぶち込まれたあとだからしかたないのかな。しかしヒャクノスケヤマネコぶっ殺してやる! と決意をかためる直前にあんなホッコシなヒャクノスケヤマネコの夢みてる杉元いったいなに? ヒャクノスケヤマネコが好きなのか嫌いなのかわからん。逆に好きなのか?

 鶴見については月寒あんぱんをみんなに配ってんじゃねえのか疑惑がひろがってオモロ。単に出回っていただけかもしれないけど、宇佐美と鯉登があんぱん好きな理由は確実に鶴見だろう。菊田と二階堂、嫌ってんじゃん! かわいそう! という気持ちになった。菊田は甘いもの全般好きじゃなくてもおかしくないなと思うけど二階堂は甘いもの好きそうなのに意外。みかんとかさっぱりしたものは好きだけどあんこは嫌いッ! っていうことなのだろうか。
 おまけ漫画の鶴見非常にかわいかったね。琺瑯の額あてって水に浮くか? という疑問がわくけど。「うん」っていう返事がかわいい。中尉に対してぞんざいな二階堂、めちゃくちゃ好きだな。最新話でも「杉元生きてましたよッ」「あそうよかったじゃないか」ですまされている相互ぞんざい感よい。いちおう、もう使い物にならないし、網走で暴走したし、捨ててしまってもいい二階堂に治療を重ねてやっているので鶴見側はそうぞんざいではないんだけど、やっぱり雑ではある。
 鶴見についての目新しい情報はあまりなかった気がする。モデルとなった人物の話はあったけど。

 人斬り用一郎はやっぱり以蔵がモデルだったんだなーと思いました。わたしは銀魂の岡田似蔵っていうキャラクターが好きだったときに、モデルの以蔵についてもいろいろ調べたのでわかったぜ。別の漫画の知識。司馬遼太郎が位もなく貧乏で学のない人間としての以蔵のフィクションを書いたので、そういうイメージがひろまってしまっているけれども、研究によればそんなに位も低くないそれなりの人物だったということらしい。歴史って意外にフィクションに影響されたりするんだよね。おもしろいね。司馬遼太郎が悪いわけじゃない、リアルとフィクションの区別がつけられない人間が悪いのさ。ちなみにわたしは彼の作品は面白くないので嫌いです。

 ウイルクについて彼の態度は理解されにくいかもしれないが理解されるように描き切りたいみたいなことが書いてあってイヤ無理では? と思ってしまった。父親じゃなくても大人が子どもに凶悪犯を差し向けて殺して皮をはいで暗号を解くように仕向けるな。わたしは鯉登パパの「親に子どもを差し出すよう促すならば自分から差し出さなければ」という言にもわりとウーンとなってしまうので。子どもはおまえの自己実現のための道具か? おまえの正しさを証しするために死地に送り込んでもいいものか? もちろん当時はいまとは世界情勢がまったく違い、銃を持って戦わなければ守れないものがあったことは理解するんだけど、鯉登は父に認められる息子になりたいとしてそれなりに自発的に軍人としての道を進んでいるのに対し、ウイルクがアシㇼパと別れたのはアシㇼパがほんの子どものころで、ウイルクはいまの彼女を知らないのに、空白の時間をなかったことのようにして戦いへの道を促すんかい! みたいな気持ちよ。五年離れてるんですよ、五年。アシㇼパはローティーンだろうから、物心ついてからおおよそ半分父親を知らないんですよ。父親も娘の人生の半分くらいしか知らない。それで自分の娘だから戦えとうながすのをどうやって正当化できるんだろう。気になる。

 美術学校に行きたかったのに家が貧しくて軍に入ったヴァシリ、かわいそう。でも絵の腕はなまってなかったので暇を見て絵を描いたりしていたのかな。奥歯が砕けているのほんとうにかわいそう、好物のペリメニもやわらかくゆがかないと食べられないね。わたしも親知らずおととい抜いたから気持ちわかるよ。いや親知らず抜いたぐらいならなんでも食べられるけどな。ヴァシリはほんとうにかわいいキャラ。
 キラウㇱもかわいいね。末っ子なのか……独身なのか。顔にしわが深めなのでけっこう年いってるのかな~門倉と同年代かな~と思っていたんだけど、狩り歴は十年余りと意外に短いし、コタンの中心人物っぽい振る舞いがありながら結婚はしていないということはけっこう若いのかな。さすがに二十代ということはないだろうけど。最新話でもカドクラを心配して目が見えないトニアンジに「カドクラ見なかったか?」と聞いたり助けに行こうとして夏太郎に止められたりとかわいかった。今後のかわいさにも期待。

 なんて散漫で実りのない文章なの?

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