トニアンジ。
眠れる森のトニアンジじゃん。生かした判断いいよ。最高だよ。アリコ、もうおまえを完全に許した。
いつ土方側と連絡を取り合ったのかと思っていたら、めっちゃ直近だった。雪崩あとかよ。夏太郎久しぶり。アリコイポプテって言ってる土方のまえに咲いてる花? なんだろう。気になるなあ。わからんけど。
鶴見の上目遣いが上目すぎて怖い。完全にアレ。目玉ぐるんってなるやつ。エロ漫画とかでも目玉ぐるんっってなるやつあるけどわたしはあんまり好きじゃないな……いやどうでもいいね。めちゃめちゃビキビキなってるウサミも超怖い。こんな怖い子なのに網走ではかわいく新人をよそおってたんだよな……と思うとスゲエよ。千両役者だよウサミはよ。
浴衣に肋骨服という鶴見のスタイル、非常にエロいんだけど、それ以上に、帯が柄帯なのが気になる。私物? ふつうの旅館にこのレベルの帯置いてるもの? アニメゴールデンカムイのイベントで鶴見中尉の浴衣姿が描かれなかったからサービス? たぶん鳳凰だと思うんだけど、伊勢海老に見える。ちょっと鯉登の浴衣の柄に似ている気がする。
土方は北海道をアイヌとともに分捕る側だから、アイヌの機嫌をそこねるわけにはいかない。アイヌとともにことをなさなければならない。しかし、鶴見中尉は、自分の小隊らですべてをなして、和人とともにアイヌも区別なく同胞として平等にあつかう。だから制裁も同様に加える。なるほどね。鶴見中尉はアイヌをある程度支配するつもりなんだろうか。いまの日本政府とかわらないあつかいを続けるつもりなのかな。土方はまったくあたらしい国をつくろうとしている。鶴見はあたらしい軍事政権を打ち立てて経済を立て直し、日本から北海道を切り離そうとしている。それがちがいなんだろうか。
アリコの母、兄までは知っていて違和感はないけど、よそへ嫁いだ姉やそこで生まれた甥っ子まで覚えている鶴見なんなの。こわいよ。目が真っ黒だ。ほんとうにうっすらとしか黒目が見えない。悪魔みたいだ。
へたばってるトニアンジかわいい。アリコの顔化け物みたいじゃん。日本赤軍のリンチ殺人を思い出すわ。最終的にマジへたばってるトニアンジは最高にかわいいけど、アリコの顔ヤバすぎるわ。
夏太郎いつまでひどろの半纏? 法被? きてるんだよ。そろそろ着替えろよ。
疲れた~ って倒れてるトニアンジなに? 最高にかわいい。もう寝ていいよ。おやすみ、トニアンジ。もう死なないでね。
そういえば関谷の皮、だれが剥がしたんだろう。なんとなく人間の皮を剥がすのはキラウㇱは嫌がりそうだけど……土方かな。ほじりジジイはなんか失敗しそうだし不器用そうだからな。そういえば門倉、牛山、キラウㇱはいまどうしているんだろう。キラウㇱとの契約は皮一枚までなのかなあ。まだ継続かな? キラウㇱを雇うということじたい、キラウㇱのアイヌ語や知識が必要というのもあるけど、アイヌを援助したという実績をつくっておくためでもあるんだろうか。なんか話それてる。
アリコ一等卒が二重スパイ! ぜったいむいてない。むいてないよ。制裁の一部なのでは?
刺青人皮をさしだす鶴見の手首、めっちゃ華奢なんだけど。老母が上京する息子にこっそりためておいたへそくりを差し出す図みたいなんだけど。先週のムキムキはまぼろし……? 肉襦袢でも着てた? それとも服を着ると着やせして見えるとかいうレベルじゃなくてマジで痩せるの?
はい喜んでーって居酒屋の店員か。ウサミ、ヤバい目でアリコの顔を重点的にボコボコにする。真っ正直すぎるアリコの表情をつぶすという目的以上に、これ私怨入ってますよね。まあ裏切り者だからなあ。鶴見中尉を裏切ったからなあ。それを見ている虚無のちんちん特務曹長。どういう気持ちなんだろ。裏切りを見抜けなかったってことでますますウサミたちから見くだされそう。ちんちん特務曹長がどういう人間なのかまだわかってないからな~。鶴見をおそれて従っているだけかも。だったら裏切る可能性もアリで気になるところ。アリコに対する感情もまだ不透明というかどこまで深いかわからない。
それからあのハリウッドばりのガラス割りだったんだね。だれが弁償するの!? おかねないのに!
皮であるのが重要、というのは土方側もシライシで思い知っただろうね。偽造が可能。信用がない。皮でなければ意味がない。
江渡貝くんを思い出す鶴見の目がやさしいんだよ。慈母かよ。いままで悪魔みてえなツラさらしといてそりゃねえよ。ちんちん特務曹長も「エド…ガイくん?」って月島みてえになってんじゃん。
鶴見、ここで「アリコに持たせたのはすべて偽物」「あいつは偽物の存在すら知らん」と言ってるけどあやしい。いまのところ、菊田にそれをスルッと明かすとは思えない。菊田はまだアリコになんらかの感情があるわけだから。それに、江渡貝くんの屋敷に土方らがしばらくとどまっていたことを知っている以上、ある程度情報が知られてしまっている可能性を鶴見が考えないとは思えないので、「存在すら知らん」と断言するのも違和感がある。
なので「アリコに持たせたのは真贋混ぜたもの」である可能性が高い。鶴見は真贋どちらも写しをとっているはず。自分でとった写し以外は信用ならないのならば、書いた本人以外は役立てられないということ。それは皮のようにだれにとっても有用な情報ではなくなる。そして、真の人皮も偽物と思ってしまえば、そしてすべての人皮が暗号解読に重要ならば、土方側の暗号解読は確実に行き詰まる。
アリコがスパイかもしれない、人皮はすべて偽物だろうと土方側は読んでいる。ばらまかれる前にすべて確保できたと言っているけれどもほんとうにそうだろうか。まあその可能性もある。人皮はなんだかんだ重要なものであるし、偽物があることすら知らないと思っている鶴見中尉なら、ただ偽物だけをアリコに持たせるだろうし。
この駆け引き、鶴見と土方どちらが上手かしら。とりあえず、アリコがうまく二重スパイをできるとは思えないので、たぶんそのあたりは鶴見は期待してないんじゃないかしら。
そして狙われるアシㇼパ。このぶんだと、杉元が期待していたようにちょっとだけ話を聞かれて解放、なんてことはなさそう。暗号解読、金塊確保まで厳重警護だよなあ。山や森でヒンナヒンナもできないのでは。
というか、アシㇼパは現状、結果的にとはいえ少数民族と協力して独立をはたすという土方側に傾きそうな精神状態だよね。北海道を確保して、樺太からロシアへ打って出るという道もないではないのだし。でもそれを言うなら鶴見の軍需工場で質のいい武器をバンバン作ってもらってそれを使って……という方法もできなくはない。
まあ、アシㇼパはまだたたかうかたたかわないかというところで足踏みしているのだけれども。
来週はお盆休み! オボンボンボボン!