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ゴカム:203話「似顔絵」

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ゴカム:203話「似顔絵」

ヴァーシャかわいいよヴァーシャ……


ヴァーシャお絵かきうめえ~!!!! そしてかわいい! しゃべれないから説明用に自分の絵まで描いてるの用意周到じゃないですか? 日本語がわからないから「?」ってなってるのも、ヤラレタ~っていうボディランゲージもかわいい。
 しかし前回まで殺すぞ死ぬぞみたいに追い詰めあっていたとは思えないほのぼのしさ。シライシとかアシㇼパとかキロランケの絵まで描いてよ……なんてけなげな子だ……ヒャクノスケヤマネコVSヴァシリのときには精悍な美青年って感じだったのに、もういまでは、おえかきのうまい美少女じゃん。スッギに悪いのはこいつだッ! って言われて、ドンッてたたくのもかわいい。スッギもそうだいいぞじゃないよ。さっき銃剣でめった刺しにしようとしていたのに。

 わかってたけどスッギ、絵へたくそ~!!!!! ヴァーシャびっくりしてない? なにこの絵!? って目を見開いてるように見える。 案の定蜘蛛に勘違いされているじゃないか。いくらスパイダーマンとコラボしたからって……
 ケンタウルスオガタ。オガタニゲタとか書いてもワカラナイヨ! ヴァーシャ日本語ワカラナイ。

 スッギの「アシㇼパさんが見ている世界に俺もいると思うと、なにか綺麗なものになった気がして救われる」ってさあ……あれだよね、アネハタシトンじゃん。けがれたわたしでもこのうつくしい自然のなかにいれば救われるってやつじゃん。シトンが動物を強姦してきよめられようとしたように、アシㇼパさんを無垢なままにすることで救われようとするのはちょっと……いや、スッギがアシㇼパさんに殺しをさせたくないっていう気持ちはわかる。し、現状ただしいと思う。彼女も殺しを厭っているから。でもな~スッギがアシㇼパを無垢にしておきたいこととアシㇼパに殺しをさせないよう支援することはイコールではないんだよな。情報をあたえず、判断の余地もあたえないのはすこしずるい。
 それにくわえて、アシㇼパが痛ましそうな顔をしていたのは、スッギが自分のことを穢れてしまって、戻ることのできない存在と認識してしまっているからだよなあ。アシㇼパは干し柿を食べたら~って言ってたけれど、スッギはたぶんそれすら信じてないんだな。スッギ、もしかしたら、梅ちゃんとまた会うことがおそろしすぎて、アシㇼパの問題に深入りすることでそのあたりの現実からの逃避をはかっているのでは? アシㇼパのところにいればただの杉元でいられるけど、梅ちゃんのところに行ったら帰還兵の杉元になっちゃうんだもんなあ。
 このへん、アシㇼパのほうからちょっとパンチがあってほしいなあって思う……勝手に子どもと決めつけたときみたいに。勝手に自分を決めつけるなって。

 お絵かきしているふたり、完全に幼児じゃん。スッギが正座しているのもかわいいけどヴァーシャの足! なに!? クロスさせて! かわいこぶるな!

 月島軍曹によるロシア語説明。ヴァーシャもようやく理解しました。でもたぶんどうでもいいんだろうなヒャクノスケヤマネコのこと以外は。ヒャクノスケヤマネコ、鶴見以外にはわりと受けよりかな? とか思っていたけど、ヴァーシャにたいしてはバリバリの攻めですね。というかヴァーシャが受けすぎる。気位高い女戦士枠じゃん。
 シライシの文句も翻訳してあげる月島やさしいな。けどヴァーシャの口はグロいことになっていたようだ。これ……病院抜け出してきたとかですらなく、自分で治療して、回復を待って、なんの報告もせず、独断で、ここまで来た可能性あるねヴァーシャ……お客さま! お客さまのなかにイリヤはおられませんか!? 戦友のヴァーシャが暴走してます!

 早くロシアに帰れバカアホとかひどいいわれようだけど、危険にさらされたチカパシエノノカアシㇼパも白い目。スッギは帽子のつばで見えないけどどうしてるのかな?
 その後もついてくるヴァーシャ。あの似顔絵手配書の裏書だったの!? もっとほかに紙なかったの!? ますます幼児みがましていく……
 しかしスッギの落ち着きようはなんなんだろう。スッギはヒャクノスケヤマネコをこの手で殺したいんじゃないのかな? それともヴァーシャにはヒャクノスケヤマネコを殺せないと思っているのかな? もしくは、コロトモ(ヒャクノスケヤマネコを殺したい友)とみなしたんだろうか。うーん。戦争からこころが帰ってこれていないものどうし、なにか通じあうものがあったのかしら。

 ヒャクノスケヤマネコの目的はねえ、だれにもいまのところわからないよねえ。とにかく鶴見中尉に敵対する方向についている気がする……と思うのはわたしの予断だろうか。ただ道を横切りたいだけのヤマネコ。しかし引っ掻き回して遊ぶためだけに片目をなくしていたら世話ないわ。

 すべての真相が聞けるのはソフィアだけらしいが、ソフィアもヒャクノスケヤマネコの思惑は知らんだろうな。
 灯台夫婦の妻に抱きしめられている月島が、スン……って顔して抱きしめ返したりしないの、なんかめ~~~っちゃこういうことに慣れていないんだろうな……って感じが……この時代の日本人はハグに慣れていないのかもしれないけど、たとえばこれが谷垣だったらじっさい抱きしめ返せるかはべつとして、相手にならってそうしようというそぶりは見せると思うし、鯉登なら、片手で背をたたくくらいのことはしそうなんだよね。でも月島は棒立ち。そういう男なんだよなあ。

 岩息もう出ないのかと思ったらまた出とるやんけ!!!!!! どういうことや!!?!?! そしてロシア語しゃべれてない。死ぬ気で勉強してないのか。スヴェトラーナというネイティブがついているのに!
 ソフィアのおっぱい! なんかめっちゃ生活感のあるおっぱいだなと思った。生活感のあるおっぱいって……って感じですけど、なんというか、エロとしての記号ではなく、からだの一部としてのおっぱいだ……
 岩息もスヴェトラーナも再登場したけど、このまま西に行くからもうさすがに出ることはなさそう。スカウトも断っちゃったし。
 希望はアシㇼパ、復讐は……ウイルクを殺したヒャクノスケヤマネコか、キロランケ=ユルバルスを殺した第七師団か。キロランケを殺したのは結局は谷垣、鯉登、月島の第七師団関係者だからここで敵対関係が生まれてしまうんだろうか。金塊の鍵である希望、アシㇼパを連れて行ったのも第七師団だしなあ。

 みんなが北海道に集結していく。物語も佳境感がある。

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