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ゴカム:199話「坂の上のロシア領事館」

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ゴカム:199話「坂の上のロシア領事館」

坂上田村麻呂かよ。


まず気になるんだけど、布越しににおい嗅いだだけでヤバいってわかるあんぱんってそうとうヤバくない? 鯉登くん食いよって「この味…!?」ってなったの「腐っとう!」っていう気づきだったんか? でも気づいてる様子がない。おなかだいじょうぶか?
 月寒あんぱん、鯉登が食べたのと犯人がにおい嗅いでるのと戸棚に入ってるのとで計四個はあるので、鶴見が鹿児島にきたときに持っていたもののあまり……という線はない。よかった。すくなくともたぶん二年前ではない……と思う。しかしつかわれていない訓練所に月寒あんぱんが残ってるのだいぶウケますけれども。戸棚におやつを隠してそのままなのだろうか。あんぱんはおやつか。

 前回もそうだったけど鶴見の顔面がよすぎておさらいされても作戦がまったく頭に入ってこない。すみません。おさらいしよる鶴見の手がうるわしい、頬ずりしたいという気持ちにはなる。

 鯉登父子……たぶん父のほうは息子を国のために死なせることへの矜持と哀しみがあって、息子のほうは父がきっと自分を国のために死なせるであろうことへの信頼と誇り、そして不満があったと思うんだよね。それがないまぜになっていてもなお、音之進くんは「兄のようになれなくてすまなかった」「生まれてこなかったものと思ってくれ」と言うんだ。それはつよさであり、哀しい食い違いでもある。
 たぶん鯉登父は、長兄を失った哀しみをだれかと共有することを拒否した。だから、おなじく兄の死を哀しむ音之進くんと向き合うこともできなくなった。音之進くんはその態度から息子を失った父の哀しみを読み取ったから、父がずっとひとりで哀しみつづけているのは、至らない自分のせいだ、自分が死ねばよかったのに、自分が兄のようになれればよかったのに、というふうに考えたのだろう。鯉登父はそれを望んでいなかっただろうけれども。

 それでもなお誘拐犯に対して反撃をくらわす音之進くんもアツいし、息子の胸のうちをやっと知って、子を救う父として駆け出す鯉登父もアツい。汗かいてる鶴見レアだな。
 鶴見が144番の場所を知っていたのは、数か月まえまでそこをつかっていたのが鶴見たちだったから? 月寒あんぱんももしかしたら鶴見の忘れ物なのかも。そう思うとちょっとウケる。あんまり鶴見黒幕的な感じがしないので、鶴見白前提で書いてしまっていますけど。
 電話交換手にもていねいな鶴見中尉がふたたびみられてうれしく思います。

 そしてめっちゃギャグパート突入なんですけどどうしたらいい? 三輪車にダッシュでヒラリと飛び乗る鶴見ウケるし、スゲージャンプかまして鯉登父のサスペンダーを引っ張りまくってる鶴見、ちんちんがたいへんなことになるからやめて。あと白目むいてる? 三輪車二人乗り親子丼やん鶴見。カーブでからだが地面と平行になってるし、しまいには失礼とか言って対面座位で銃を撃ちやがる……鶴見、男にまたがり慣れしすぎでは? もう二回目だよ(時系列的には一回目だけど)。
 斃した! の鶴見めっちゃ無邪気でカワイイし、吹っ飛ばされてる鶴見もたいへんよかったです。落馬の受け身はとれてもさすがに交通事故では無理か……そしてシャカシャカが遺伝だったのあまりにも大草原。モス父のサスペンダーの丈夫さに、うんたしかにサスペンダーは丈夫だよね……って思ったりした。

 個人的には音之進の誘拐をしたのはウイルク・キロランケの一派ではないのか、と思っているんですけど、どうなんですかね? 鶴見の策略とするにはあまりに不確定要素が多すぎるというか。あと、鶴見から教わった日本語が音之進誘拐につながり、ついには鯉登家・鶴見の連帯につながるというのがまさにあざなえる縄という感じですごくよくねえのかと思ってしまう。気持ち的に。

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