鶴見がうつくしすぎるんですが……?
もう鶴見の顔がいいこと以外なにもわからない。しかし、鯉登との出会いもなんだけど、これを鶴見が仕組んだと考えるのはけっこう無理があるのでは……? と思ってしまう。鶴見は、自分の縁をうまくつかうのが得意な男で、今回はたまたまそれが鯉登家だったというだけなのでは?
船酔いのやつ、やっぱりなんか重いのがあった……重い理由が……ゴムイはちいさな設定に重い背景がある……好きな食べ物が筆頭だけども。
うふふ…って笑いかたたまに鯉登がするけど、似合わなくて逆にカワイイ。
しかし鶴見は、ほんとうに、鯉登がほしい言葉を理解しきっているというか……兄の代わりにならなくていいとか、(孤独そうな十四之進に)友達になろうとか。
そして十六之進、まだ乗り回しちょるんかい。気に入っとるんかい。しかも十四之進はひとにあたったら謝れる子だったのに、因縁つける子になっとる。退化しとるやないか。そして誘拐される鯉登。鯉登、なんかジュブナイル的ななにかに出てきそうな経験ばっかりしてない? いや、あまりにあれですけど、国と国とのあれですけど。
そして今回の話でもっとも突っ込みたかったところ、眉毛そっちかよって。母親由来かよって。いや、兄さあは眉毛だけ父親似なんやなと思ってたのにまさかのオール母親似。音之進がミックスだった。おどろきですよ。
裏口から失礼とかフォロー外から失礼しますなんてもんじゃねえよ。鶴見。鶴見があまりにうつくしすぎていっている内容が頭に入ってこない。鶴見がうつくしい。白肋骨服の若鶴見をここで出してくるな。いやありがとうございます。命がすくわれました。
ただ、今回おもったのは、鶴見は父子関係がわるい子どもに親殺しをそそのかすだけじゃなく、整理もしてくれるんだね? と。音之進は国のために父は自分を見捨てるだろうとおもっていて、どこかで兄さあのことも見捨てたような気分があるのじゃないかな。そういう屈託が音之進にはある。ただ、鯉登少将には鯉登少将の論理があり、おもいがあり、決して息子たちをただ捨て駒のようにみているわけではない。けれども音之進にはまだそれがのみこめない。そのあたりのわだかまりが今回の件で払拭されて、いまの素直に父親を尊敬する音之進になるんじゃないかなあ。ヒャクノスケヤマネコ、月島は鶴見の闇の子どもだけど、音之進は鶴見の光の子どもなのかも。なにを言っているんだ?
あと誘拐マッチポンプはどうだろうなあ……月寒のあんぱんは符号だとおもうので、ロシア語が堪能なヒャクノスケヤマネコか月島を潜入させた線をわたしは推しておこう。
しかし、この回想がいまきたということは、ヒャクノスケヤマネコは鯉登に自分の父殺しの件、鶴見が裏で糸を引いていたことをつまびらかにするのだろうな。それで鯉登がなにを選ぶか。わたし、気になります。亡き兄を思う愁いの美少年から妖怪クソコラ男へ転身した鯉登、さらに信頼していた鶴見から裏切られた愁いの美青年への転身なるか!?