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ゴカム:196話「モス」

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ゴカム:196話「モス」

モスッ!
お帽子ほめられているスッギかわゆい。しかし、アイヌのところで魚の皮の服なんかを紹介するときには犬が食べちゃうということだったがニヴフではだいじょうぶなんだろうか。食べちゃわないのか。カッチカチだから食べようがないのだろうか。

 そしてモス……言うてみれば煮凝りの甘いバージョン? 油を入れることでカロリーを増す感じの……おいしいんだろうか。こけもものつぶが小豆にみえて、なんだかとっても和菓子な感じ。ひとくち食べてみたいかも。ふたくちはいらないかも。いや味によるけれども。
 ひさしぶりのアシㇼパ先生、スッギ生徒の構図にほのぼのとする。
 モスといえば鯉登、鯉登といえばモス。子モスがモスを食って親モスを思い出すなどしているのを見つめる月島の微妙な顔、自分の親とひきくらべているのか、それともいずれ訪れる鶴見中尉と鯉登少将の対立を思っているのか。対立……たぶんするよね。彼の親友・花沢中将を自刃に見せかけて殺したのは鶴見中尉の差し金なのだし、その下手人たるヒャクノスケヤマネコがここにいて、それを鯉登につまびらかにすることができる立場にある。鯉登はいったいなにを重視し、だれをとるだろう。
 子モス、看病下手なのがまさに坊ちゃんっていうのと、共感性のなさ、相手を慮る能力の低さを思わせ、それが問題とならなかった彼の人生の平らかさ、豊かさがわかる。あぐあぐ食べようとしている月島軍曹もいとをかし。お菓子だけに。

 有古一等卒は帰ってこなかったようだ。宇佐美はごろごろしている。浩平ちゃんはほんとしっかりしてきたね、中尉への電報を気にかけたりして。宇佐美のなかでもう死んでいる有古一等卒。まあ四日も帰らなければねえ。
 鶴見中尉は樺太でなく登別にゆくらしい。先遣隊とは……? あとからゆくとは……? あとからくる部隊がスッギたちを回収してゆくのかしら。鯉登、せっかく北海道に帰っても鶴見中尉は登別温泉でしっぽり湯治だよ。泣いちゃう。遠い。
 宇佐美は脚をやられ、有古は暫定的に死んだことになり、刺青は逃がし……とさんざんな宇佐美上等兵、鶴見中尉殿に叱られてしまうと大興奮。クパァってなんだよどこが開いてるんだよ。宇佐美なんだかんだいいところないよね、いつも叱られてばかり。浩平ちゃんを回復させたのは宇佐美の手腕? なのかもしれないが。まあ本人は叱られてしまうことに興奮しているからいいのか。しかし、鶴見中尉殿は自分たちをけっして見限らないという信頼がなければできない興奮だよなあ。

 しかし有古一等卒は生きていた。トニの刺青を剥いで…………ごめんね、もう多くを語りたくない…………硫黄のにおいのなかで眼をやられ、海を夢みて死んでいったトニ…………キャラが死ぬのは好きだけどこの死はちょっと…………解釈違いですね。まあ死んじゃったものはしかたないけど。
 これでちんぽ特務曹長は鶴見中尉への土産ができた。鶴見中尉は登別に来る。ちんぽ特務曹長はこのまま鶴見シンパってことでいいんだろうか? 鶴見シンパの三大勢力(宇佐美、月島・鯉登、ちんぽ)が鶴見中尉をめざしている。だいじょうぶか、鶴見中尉。みんなを相手できるのか。いや へんな いみじゃ なく!

 ヒャクノスケヤマネコの傷はニヴフの民間療法ではどうしようもないので医者に連れて行こうというスッギ。そしてロシアの医師を脅すスッギ。どうやってもヒャクノスケヤマネコを死なせねえというスッギ。鯉登がどん引きだよ。スッギ的にはアシㇼパさんのためなんだろうか? まあ眼の傷がもとでヒャクノスケヤマネコが死んだら、気に病むだろうけれども、それにしても鬼気迫りすぎてスッギがこわい。アシㇼパさんに嘘ついたことといい、スッギがなんだか不穏ですわ。アシㇼパさんがいなかったときとはまたちがう、スッギの思いつめた……というか、思いさだめたようすがとてもとても不吉。だいじょうぶだろうか。
 そして嗤う山猫。ゴカムは来週も不穏不穏!

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