ちんちんまつりだ。
(※この記事にはちんちんが含まれます。)
ちんちんよりまえにね。キロランケを悼むシライシが……まじめすぎたってほんとうにそうだよね。キロランケは少数民族たちのことも、アイヌのことも、金塊のことも、革命のことも、同志のことも、妻子のことも、どれに対してもまじめに向き合ったすえに決断してきたという気がする。アシㇼパの旅に同行するとき、「見届けたい」といったのも重いよなあ。あのときからもう、かつての仲間のためになにもかも捨て去る覚悟だったんだ。
ウイルク、いったいどうしてこんな男を革命に引き込んだりそばに置いたりしたんだ。罪深いよ。ウイルクのこころのうちが出てこないのでまだぜんぜんわからないけど、もしかしたら、ウイルクは自分の非情な性質がいきすぎることを危ぶんでいて、だからこそユルバルスを選んだのかもしれない。そんなの残酷すぎるしエモすぎる。
月島、さすがに首の傷はヤバかったらしい。月島が鯉登に心配されるなんて世も末だよ(ひどい)。谷垣、月島、鯉登はみんなぼろぼろ。これぜんぶキロランケひとり相手に負った傷なんだからすごいよな。さすがキロランケ、略してさすキロ。でも、鯉登の剣技がにぶったりしたら哀しいので、鯉登の腕ははやく治ってもらいたい。あとはまあなんとかなるでしょ。
鯉登、アシㇼパになめられるの巻。どうして!? 鯉登、めちゃめちゃ有能な指揮官として立ち働いていたでしょ!? と思ったけど、シライシに蹴られて飛行船から落ちる鯉登をアシㇼパは見ているんだっけな……いや、それが原因ではないだろうけれど。アシㇼパのするどい嗅覚が、鯉登という人間の底をかぎとったのだ。そしてヒャクノスケヤマネコをケツから落とす杉元、あぶないよ! おケツが割れちゃう!
しかし、杉元が背負っている男がヒャクノスケヤマネコだっていうこと、鯉登も月島も谷垣も気づいていないんだろうか。杉元が背負ってるの誰? 誰なの? こわいよぉ! ってならないのかな。杉元たちはいったいこのさきヒャクノスケヤマネコをどうするつもりでいるんだろう。
遠くに見えた人影は岩息。またやっている。見て見ぬふりされようとしている。死んだ気になって勉強したのかな、ロシア語。もう二度と会うことはない……みたいな感じで別れ、鶴見中尉の言葉を引用してまで格好良く訣別したというのに、それほど間を置かずにいま、岩息のたくましい腕に抱かれるちんまりした月島軍曹、おふろのあひるちゃんみたいなかわいさがある。月島は虚無顔に味わいがあるよね。杉元はちゃんとまたヒャクノスケヤマネコを背負ってやっていて、やさしい……と思いました。
キロランケ、ユルバルスを弔うソフィア。春になったら氷といっしょに融けて、故郷のアムール川へ還っていくんだ。さようならだキロランケ。
あとたしかに、ウイルクといっしょにいたらしいアイヌたちを殺したのがキロランケなのか、キロランケ単独なのか、キロランケではないのか、っていうのははっきりしていないんだよな。たぶんそうだろうというだけで。キロランケが強いことは証明済みだけれども、相手がたにはウイルクがいたわけであって、ウイルクを含む複数人をキロランケひとりでやれたんだろうか。謎です。まあこうやって問題提起がきたということは、きっと解決するだろうから、待つしかないな。
そしてちんちんが始まる。
登別温泉。鶴見中尉と月島軍曹もきたんだろうか。
浩平、思ったより痩せてなくてよかった。というかけっこう肉付きよくなってない? ちゃんとごはん食べるようになったのかな。宇佐美はなにやってるの? ちんちんに打たせ湯あてるとかどういうプレイなの? マゾなんだろうか。やっぱりマゾなのか。「鶴見中尉に叱られてしまう♡」とか言っていたもんな。あの中尉の塩対応も、宇佐美にとってはごほうびだったのかもしれない。中尉もそれがわかっていたから、ことさら塩対応を決めこんだのかも。相手のもとめるわたしになる、それが中尉の人心掌握術。
ちんちん登場。ちんちんっていうか、もうちんちんじゃん。初登場全裸、ちんちん御開帳とかそういうのある? ちんちんじゃん。ちんちん特務曹長。ちんちんは置いといて、曹長が出てきたのは待ってましたという感じ。ここまで軍曹しかいなくて、そのうえの曹長がいないの不思議だったんだよね。ちんちん特務曹長のおかげで中尉以下のだいたいの階級は出そろった。ちんちんの名前は菊田というらしい。でももうちんちんでいいよね? いいよね。
しかしこのちんちん曹長、若い男ばかり、ナイスミドルは鶴見だけ! という感じだった鶴見小隊に突如舞い込んだちんちんという感じで、鶴見は若い男をたらしこむことに長けているのではなかったのか? ナイスミドルもいけるくちか? という困惑が浮上。鯉登少将とか有坂中将とも仲良かったけれども、たらしこんだって感じではなかったじゃないか。しかし、このちんちん、菊田という名前のちんちんですけど、台詞が、鶴見が目のまえにいるわけでもないのに「鶴見中尉殿」、「気にされて」とか言葉選びがいやに丁寧。このちんちん曹長がすけべな顔とからだとちんちんを見せつけておいて非常にまじめなちんちんであるのか、それとも鶴見中尉にたらしこまれ教育されたちんちんであるのか。あと曹長は定年四十らしいので、あいつ三十代だよ。マジかよ。あのちんちんで三十代か……。
カンカンという下駄の音、つまりトニ! トニちゃん! トニのじいちゃん編がはじまる予感がする。ちんちん、浩平、宇佐美VSトニ+αの戦いが見られるのではないだろうか。しかし、前回といい、温泉あるところトニあり、ちんちん開帳するところトニありというかんじ。しかしトニじいちゃん自身ははわずかもちんちんを開帳していないあたり、清純派アイドルであることがうかがわれる。網走監獄でも耳で協力するぜ! ついて来いよな! という感じで先導すると見せかけ、速攻で見つかる失態をおかしたあたり、うっかり系でもある。うっかり系清純派アイドル、トニじいちゃん。ここまで書いたのでわかると思うけど、わたしはトニじいちゃんが好き。元気なようで安心した。いや、まだ、トニじいちゃんと決まったわけではないけれどもね。